10月も中旬をすぎて、学校の内容も少しずつレベルアップしてきています。
教室でよく見かける光景ですが、
わからないところがあるとすぐに
「先生~わかんなーい」って
言ってしまう子が多いです。
もちろん塾なので聞いていいのです。
テクニックや技もあります。
ですが、聞く前にポイントがあります。
それは聞く前に、自分で考えたかどうか?です。
今までに見たことがない問題が出てきたとき。
「あ。この問題、初めて。聞いたら教えてくれる」
という思考になっていませんか?
初めての問題でも、今までにやってきたことを組み合わせることで解けます。
基本的にそういう風にできています。
まずは、しっかり問題を読んで、何を聞かれているのか理解する。
今までに習ったことで、解けないか考える。
学習してきたことの内容や、ちょっとした視点の違いで解けるものがほとんどです。
そして実際に解いてみて、正解ならその考え方、解き方が合っていた、ということですが、
間違っている事も多々あります。
はじめは、間違うものだと考えておいたほうがストレスが少なくて済みます。
何故間違えたかを考えます。
考え方のチェック。過程のチェック。
そもそも問題の意図しているところを分かっているか?
解き直してみて、考える。
必要なら、教科書や参考書に戻って考える。
でもやっぱり、間違えている。
そこではじめて「先生、分かんな~い!」です。
そして、そこまで自分で考えておくと、教えてもらった時に
「そうだったんだ!」
「そこか!」
「なるほど!」と一気に腑に落ちて
その問題の理解が深まり
記憶がしっかりと定着します。
聞くことに慣れている子にとっては、
え~。塾なんだから教えてよ~。
と思うかもしれませんね。
そこで、ちょっと考えてみてほしいのですが。
実際にテスト、試験の時には先生に聞くことはできませんよね?
その時に、自分で考えて答えを出す、という練習をしておかないと、頭の回転がストップしてしまいます。
その時に初めて考えようと思っても、考える練習をしていないので、考えられないのです。
はい。考えるのも練習です。
どの方法が正しいのか?他に解き方はないのか?視点を変えて考えてみる。
今までにない要素を足してみる。この試行錯誤が、とても大事です。
この試行錯誤は、トライ&エラーを繰り返す練習です。
勉強以外の事。
習いごと、上手くなりたいこと、
行事や委員会の仕事をどうやって進めるか?
大げさに聞こえるかもしれませんが、
人との関係や、大人になってからの仕事も
このトライ&エラーの繰り返しです。
あすなろ学舎では、
学力向上とともに、自分で考え行動できる力を養い、
将来、社会の中で、自分自身で物事を考え、決断し、行動する力もはぐくんでいます。
慣れるまでは、もしかしたら大変と感じるかもしれませんが、
そこは、先生方もしっかり見守っていますので、安心してください。